こんにちは。
うちには有資格の建築士が二人おり、それぞれプランニングと設計を担当しております。
以前、プランニング担当が算出した面積と設計担当が算出した面積が違っていることがありました。
どういう事かと尋ねた所「3尺を910mmと909mmに解釈する違い。」との事
聞いたところによると「昔は909mmで表していたが、最近は910㎜で表すのが一般的」「庄内地区の主な役所はどちらでも受け付けている」のだそうです。
頑なに909mmと書き続けるのはなぜか聞いたところ、「3尺で910mmだったら3で割り切れないから」だそうです。
では『910/3mm』は存在しないのかというお話
割り切れない数や一部の平方根、円周率などを無理数と呼びます。
結論から言いますと存在はするが観測はできない。
ピタゴラスの定理で「2辺が1cmの直角二等辺三角形のもう一辺は√2」ですね。√2は1.41421....という無理数です。
じゃあ、三角形が存在しないかというと存在してますよね。
「じゃあ、実際に書いてみて定規で計ったらどうなるの?」
と思うでしょうが、どうやって計るんでしょう?
算数・数学で定義されている「線」とは太さを持たない二点間の棒
「点」とは面積を持たない物となっています。
太さや面積がないものを正確に計測することはできません
結論として、計るのが不可能です。
数学ってよくできてますよね。